応援メッセージ

北海道大学病院 第二内科 助教 西尾妙織先生からのメッセージ

職場復帰は不安があって当然。周囲の助けも借りながら、現場の力を取り戻そう!

西尾先生の写真私は、いつもその時にできることを精一杯やってきて、自分が女性医師であると意識したことはありません。かつて指導していただいた教授に、「西尾さんが女性でがっかりです」と言われた経験がありますが、常に「他の人にできて自分にできないはずがない」と思ってがんばってきました。それで今に至るわけですが、残念ながら私と同年代で医局に在籍している女性は少ないですね。今は夫と二人暮らしですが、子どもを授かってもこの仕事は続けたいと思います。

私が所属している第二内科は出産や子育てに理解があり、男性でも産休・育休を取りますし、働きやすい環境です。また、働き方も個人の選択による部分が大きく、男性医師と同様に働く人と、お子さんが小さいうちは家庭を重視して早く帰る人と、だいたい2つに分かれています。それでも、以前エール大学に留学したときは、日本とアメリカの働く環境の差をとても感じました。むこうでは教授とよばれる人でも、大雪で学校が休みになったりすると、子どもと一緒に家にいるのが普通でした。

それから、産休や育休をおえて職場に復帰するときは、みなさん不安がたくさんあると思います。医療の技術はどんどん進みますから、そのブランクを埋められるだろうか、感覚は鈍っていないだろうか、と心配は尽きません。私は産休ではありませんが、留学で5年近く臨床を離れ、仕事に戻るときはやっぱり不安がありました。でも、私の周りには相談できる仲間がたくさんいて、教授の意見を聞いたり、同僚に助けられたり、少しずつリハビリしながら臨床の力を取り戻すことができました。もし復帰に不安を感じているかたがいたら、元の人脈を活かして、大学病院のような大きなところに来てほしいと思います。求めている病院はたくさんありますし、しりごみする必要はありません。逆に小さな病院だと自分だけで判断しなければいけないことが多く、責任もプレッシャーも大きく感じると思います。

西尾先生の写真医師は、医師免許があればいつでも復帰できます。1、2年間休んで家庭のことに専念したあとで、ぜひまた復帰したらいいと思います。また、そのときに大事になるのは、研修医時代の数年間です。医師としての最初の経験はとても重要で、スタート時にどれくらいがんばったかで、その後の道がほぼ決まります。これから医師をめざす学生さんには、最初に、とにかくがんばることを薦めます。すると道は開けてきますから。

北海道大学病院 第二内科 助教
西尾妙織先生

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