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11月23日北海道大学人材育成本部女性研究者支援室主催

北海道大学人材育成本部女性研究者支援室主催

女子中高生向けイベント しっかりサイエンス

2017年11月23日13時から17時

北大病院臨床研究棟1階大会議室

「いいお医者さんって?-一生勉強でもコミュニケーションも大事です。-」というテーマで医師という仕事を紹介しました。

事前予約では60名を超える希望者がいらっしゃって、一部の方には満員御礼のお知らせをしなければならず、とても残念でした。当日の欠席者のため、結局40名程度の中高生と一緒に13時から17時まで一緒に楽しく過ごしました。まず清水が医師になるまでの過程を通して、中高生時代、北大医学部時代の勉強、授業以外の経験や医師の生活に触れて頂き、次に医師はなぜ一生勉強しないといけないかを気管支喘息を例に感じていただきました。そして人工呼吸器装着の際に、医学的な面以外の患者さんを取り巻く背景でどんなことを考えるか、肺癌の告知の際にはどんな伝え方をしたらよいか、5人で1グループになったテーブルに北大医学科学生(医学科3年 植田 沙也加さん、下野 里奈さん、中島理沙さん、松田 真奈さん、明戸 千尋さん・医学科2年 久世 瑞穂さん、有田 梨乃さん)、北大大学院医学研究科腫瘍病理学分野大学院生(北崎アリサさん)がティーチングアシスタント(TA)として参加し、ファシリテーターとしての役割をしっかり果たしてくれました。

初めての場所で、初対面の人たちと考えたこともないテーマを考え、意見を言い、共有するという体験だけでも大きなチャレンジと思いましたが、はじめは少し戸惑っていた参加者もどんどん意見をいい、みなの前で発表したり、TAにたくさんの質問をしたりとエネルギッシュな時間を全員で楽しみました。

TAさんたちも清水からの当日の短時間の説明のもとファシリテーター役に臨んでいただきましたが、中高生を導き、自身の医師としての道への一つの意味のある経験として習得する高い能力を披露してくださり、参加者にとっても憧れのお姉さん、医学部生と映ったと思います。

将来の職業を考えることはとても難しいと思いますが、実際仕事をする側からの話や職業体験は鮮烈な記憶となると思いますので、思い切って参加したら予期せぬ出会いが待っているかもしれません。

当室も初チャレンジで女性研究者支援室の長堀紀子特任准教授、スタッフの中司展人さんに終始支えていただき、また素敵なTAさんたちの大活躍のおかげで実りあるイベントにすることができました。その感謝をもって、来年度もより楽しい充実したセミナーを行いたいと思っております。