応援メッセージ

北海道大学病院 第一内科 医員 竹中芳子先生からのメッセージ

人生は長いのだから、歩みを止めないことが大事

笑顔の竹中先生医師としてのキャリアを考えたとき、結婚や出産のタイミングはやはり気になります。特に、子どもを生むかどうか、生むとしたらいつかという点ではけっこう葛藤がありました。お子さんがいても着実にキャリアを積み上げている女性医師はたくさんいますが、私はそこまで自信がなく、仕事と育児をどのように両立させればいいのか、悩んだり焦ったりしたこともありました。

ところが、ある時期から「人生は長いのだから、少しぐらい歩みが遅くなっても大丈夫」と思えるようになり、子どもを生む決心をしました。キャリアの面では同年代の人たちより遅れるかもしれませんが、自分の子を育てるということも大きな経験です。人生のうちの一時期を子どものために費やしても、いつかまた自分の目標に向き合える時が来る。むしろこの道を離れないこと、歩みを止めないことの方が大切だと考えたのです。

現在勤務している北海道大学病院の第一内科は、支援体制がしっかりしているだけでなく、結婚・出産・子育てを経験している先輩医師が多いので、いろいろな面でフォローしていただいています。仕事と育児の両立のさせ方にはさまざまなケースがあり、「いろいろな選択肢がある」と気づけたことも大きな励みになりました。周りの先生方を見ていると、何歳になっても心がけ次第で伸びていけるし、波を乗り越えた分、フレキシブルな生き方ができるようになります。ワークライフバランスが上手くいかない時は、焦らずに立ち止まって考え直せばいいのだと思いました。

本棚の前に立つ竹中先生

子育てにおいては、家族の協力が得られていることが何よりも大きいですね。夫も家事や育児を手伝ってくれますし、2人とも手が回らないときは両親が手伝いに来てくれます。また、保育所の先生方がとても熱心で、「私たちが見ていてあげるから心配しないで」と言ってもらえたことで精神的な負担も軽くなりました。子どもを育てる環境を十分に整えることで、仕事にも集中できるようになります。家庭での役割分担や保育所選びは、時間をかけてでもしっかり準備したほうがいいと思います。

将来は地域医療に携わりたいと思っています。子どもがある程度大きくなったら地方へ移住することも考えています。子育てが大変なうちは支援体制のしっかりした環境で知識や技術を磨き、時期が来たら自分の夢を追うために新たな道へ踏み出す。そういう選択肢もあり得るのではないかと思います。

北海道大学病院 第一内科 医員
竹中芳子先生

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