応援メッセージ

北海道大学病院 乳腺外科 教授 山下啓子先生からのメッセージ

働きやすい環境を活かして、可能性を広げよう !

山下啓子先生

2012年4月、北大病院に新設された乳腺外科の教授に就任しました。現在、乳腺外科の専門講座がある旧国立大学はまだ少なく、この春、北大に新設されたことは画期的です。私自身、こうした新しい環境で責任あるポストにつくことに最初はびっくりしましたが、やりたいこと、やらなければならないことが本当にたくさんあります。

私が医師として働き始めた25年前、女性医師に対する社会的な認識はまだ薄く、教授になる女性など考えられない時代でした。それに比べて今は女性もきちんと実績を評価され、働きやすい環境になりました。患者さんや看護師さんにとっても女性医師はあたりまえの存在です。さらに、男女共同参画委員会がいろいろな組織に存在して、いかに女性を活用するか考えてくれる時代になりました。そうしたなかで、若い方にはぜひ自分が興味をもって取り組める分野を見つけて、可能性を広げて欲しいと思います。仕事は、まず第一に楽しくなければと思います。

私は名古屋市立大学を卒業し、第二外科(胸腺腫の正岡分類を確立した正岡教授の講座)に入局し、その後は日本乳癌学会の会長も勤められた小林俊三先生などのご指導のもと、ずっと乳癌を専門にやってきました。乳癌は、病名でいうと一つの疾患ですが、予防から診断、治療、緩和まで非常に広い分野に渡っていて、治療も患者さんごとに多様でなければなりません。研究から臨床まで本当に幅が広く、この分野に進んだ方は、きっと何か好きなところが見つかるのではないかと思います。それから、女性である私たちは、患者さんの気持ちが分かってあげやすいことがあるかもしれません。

山下啓子先生

選ぶ分野もさまざまですが、医師は、さまざまな働き方ができる職業です。大学、地域の公立病院、がんセンターなどの専門機関、個人の開業医など、環境によって役割が違い、働き方も違います。私は臨床が好きですし、そこで疑問に思ったことを解決でき、多くの人の役に立つことができる研究の場も大好きです。また、そういう人材を育てることができる大学病院で働くことをうれしく思っています。これから医師をめざす皆さんも、いま医師として活躍している皆さんも、ぜひ自分に合った働き方を見つけていただければと思います。

北海道大学病院 乳腺外科 教授
山下啓子先生

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