各診療科における男女共同参画への取り組み紹介

現在、血液内科には18名の女性医師が所属し、そのうち3名が北海道大学病院に勤務し、臨床および研究で活躍しています。さらに海外留学にも2名行っており、最先端の基礎研究に従事しています。女性医師、特にこれから所属科を決めようと考えている女子医学生の方々にとっては、その科の臨床研修内容や研究内容、学位・専門医資格の取得など以外にも、結婚や出産・育児と仕事との関係については非常に興味のあるところだと思います。

私たち血液内科では女性医師の皆様それぞれのライフスタイルや価値観を重視した上で、可能な限りサポートできる体制の整備をすすめております。当科のホームページ(http://www.hokudai-hematology.jp/)上でも、当科女性医師からのコメントや育児をしながらの就業スケジュールの実例をご紹介しておりますので、ぜひ参考にしてください。

たとえば、育児をしながらの臨床業務に対しては、外勤先を可能な限り近い場所にすること、勤務日数や勤務時間を調整することで対応しています。また、急な事態により欠勤・早退などがあり得ることをグループ全体としてしっかりと理解し、サポートできる体制をとっています。また、妊娠中は外勤や外来を減らし体調の維持を行いやすくすること、急な体調変化の場合にも診療グループ全体としてサポートする体制をとっているので心配いりません。産休後の復職については産休前から調整することで、スムーズに安心して復職出来るようサポートしています。

休職や復帰の問題でお悩みの女性医師の皆様、そして今後の進路をお悩みの医学生の皆さん、北海道大学血液内科は全力で支援いたしますので、安心してご相談いただければと思います。

血液内科 科長

豊嶋 崇徳